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2011-10-25

其の七『江戸蕎麦ほそ川』

いきなり余談になるが、「夜鷹そば」というのがある。

江戸は夜鷹(よたか)、京都で辻君(つじぎみ)、大阪の惣嫁(そうか)といい、これらは街に立って客の袖をひく娼婦のことをいう。

夜鷹の巣窟といわれたのが本所吉田町(現・墨田区)であり、相撲で有名な両国界隈である。 ここ両国は私の中高時代の学舎があった(いまもあるが)ため、非常に馴染みの深い土地柄だ。 まあいまの御時世、この界隈にて夜鷹をみることはないのだが・・・

話を戻して、夜鷹そば。夜鷹そばとは夜にそばを売る屋台のことをそう呼んだそうだが、何故 江戸の夜そば売りが夜鷹そばと呼ばれたのかは未だに不明だそうな。 客に街娼の夜鷹が多かったからとか、当時の夜鷹の料金10文がそばの値段と同じだったから、あるいは夜鷹と同様に夜に現れて商売したからなど、諸説がある。

まあ、そんな江戸情緒ただよう両国界隈に 今回訪れた蕎麦屋がある。


2009年3月6日

『江戸蕎麦 ほそ川』

007-1.jpg


ここの主人の蕎麦に対するこだわりはとてつもない。「よい蕎麦粉がなければ絶対に美味しい蕎麦はできない」という蕎麦打ちの信念。蕎麦の栽培まで手掛けているそうな。なんたる徹底ぶり。でもそれだけではない。

天たねは主人自ら毎朝築地に出向いて仕入れてくるというし、扱っている器や猪口なども凝っていて、店内のお洒落(小粋)なインテリアにマッチしている。

単に蕎麦屋と呼ぶには似つかわしく、ちょっと高級感漂う料亭みたいなお店と呼ぶにふさわしい。



◇越乃松露◇
辛口の日本酒を熱燗で。まろやかな甘味としっかりした辛さがあり、酒肴にぴったり合うのど越しの酒だ。

◇そば豆腐◇
そば豆腐は、ゴマ豆腐みたいな食感で 上に蕎麦の実が沢山乗っていて 山葵とだし汁で味付けしてある。さっぱりしていて美味しく、酒がよく進む*蕎麦前だ。


*ソバメモ*
蕎麦前とは、蕎麦をいただく前に飲む酒のことを総称していうが、本来は蕎麦どころ(蕎麦の産地)で行われていた、蕎麦をふるまって客をもてなす宴席で、蕎麦を食べる前に出される酒のことをいう。


◇穴子の天ぷら◇
この店のオススメメニュー。カラッと揚げてあり、油の臭いやクドサはなく、穴子の淡白な味がしっかりと味覚として感じられる一品。塩で戴くのがよい。 他にも、酒かす、黒キャベツ、さつまいもの天ぷらが一口大でのってくる。

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◇せいろそば◇
茨城県産の蕎麦粉。生粉打ち。みずみずしくシコシコした見た目と歯応え。若干切りが短めで、手繰り具合にばつが悪い。単に私の修行不足と言ってしまえば、それまでの話か。 蕎麦の香りはおしとやか。値段のわりに量は少な目か。

007-3.jpg


食べてる途中、相席で向に座っていた女性に話しかけられ、色々話していたら どうやらその方はシェフをしていて 湯島にイタリアンレストランを経営しているから 是非食べに来て欲しい とのお誘いを頂いた。 お洒落な店でのお洒落な出会いとはこんなことか。今度行ってみたいと思う。


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