2011-10-26

其の三〇『並木薮』

2010年4月6日(火)


今日は午前中、時間があったので浅草までたぐりに行った。
前回、木曜日が定休日で行けなかったのでリベンジ。


蕎麦通にして、浅草の蕎麦屋を語る上でこの店を知らない者はいない。


『並木薮』

030-1.jpg

以前、ここに来たのはまだ「たぐり日記」を始めるまえのことだったと記憶している。

まだ蕎麦の知識が浅かったため、ただただ圧倒されて帰ってきた覚えだけがある。


並木の蕎麦は、他の蕎麦屋に追従を許さない。

暖簾の味、しかるにつけ汁に特徴があるのだ。

ここのつけ汁は東京一、つまり日本一だと賞賛される。

落語なんかでも・・・ 

死ぬ前に、しょっから汁にそばをびしゃびしゃに浸してくってみてえぇ。。。なんてのがあるくらいだ。


そう、そのしょっ辛さは半端ない。 

たぐる際も、箸にしゃくった蕎麦を猪口に移すが、つけ汁にそばを浸してしまったら最後・・・

しょっぱすぎて食えたもんじゃない。


ほんのちょびっと、下1/4程度をつけて あとは勢いよくたぐるだけ。

蕎麦の香りの後に、しょっ辛さがついてきてちょうどいい塩梅だ。



まあ、そんな並木のウンチクはともあれ、ぜひ浅草に行かれた際には立ち寄ってほしい蕎麦屋である。



本日は、お酒(菊正宗)を冷酒で2合。天抜きを一杯。ざるを2枚頼んだ。

○御酒○ 
飾らない粋な味、菊正宗だ。ソバ味噌がつまみで付いてくる。
メニューの表記には「樽酒」と書いてある。

○天抜き○ 
天抜きといえば、神田やぶの天抜きが好きだが、並木の天抜きはやはり汁の甘味が薄く塩気が先行している。あえていうなら、引きしまった味の天抜きだ。うまい。酒によく合う。

030-2.jpg

○ざるそば○ 
言うまでもないが、並木にきたら「ざるそば」つまり冷たい蕎麦を一度は食してほしい。 
そのつけ汁が醍醐味であるわけだから、それを堪能してもらいたいのです。 

ざる1枚の量は少ない。よって私は2枚頼んだが、それでもまだ足りない気がしないでも・・・ しかしそんなに蕎麦屋で腹を膨らますのは、江戸っ子の粋に反するわけで 小腹を満たせばよいものだ。

辛汁でざるそばをたぐる。 うーん、やっぱりこの汁は天下一品かも知れん。 実際、どこの蕎麦屋も悩むのは恐らくは汁のはずだ。 いくらうまい手 打ち蕎麦が打てても、汁如何でそのうまさは決まってしまうもの。 これほどに強烈で存在感のある汁はやはり並木独特のもので、なかなかまねができないので はないのだろうか。 

030-3.jpg


そんなわけで、久々に並木薮を満喫しました。 

今日は開店後すぐに入ったため、座敷でゆっくり食べられましたが 昼時や休みの日はいつも行列ができてしまう人気店です。

花番さんもよく気づくし、配慮が行き届いている。

浅草という土地柄もあるが、やはり江戸の粋を感じざるを得ない。とくに飾ったものはないのだが。。。


並木にいくなら、朝一か夕方(3~5時)ごろが狙い目ですな。

営業時間: 11時~19時30分
定休日: 木曜日


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